沖縄の農園からマンゴーを直送|伊集農園(いじゅのうえん) 伊集(いじゅ)農園は沖縄県本島の八重瀬町でマンゴーを栽培しています。真っ赤に染まった秀品(Aランク)は、贈答やプレゼントにおすすめです。ご自宅用に人気の手ごろなお値段の品も用意しております。また日本で初めてマンゴーで国際水準の安全認証AISIAGAPを取得しましたので、おいしい国産マンゴーを安心して食べていただけます。

台風と沖縄のマンゴーと農業について

はいさい、ぐすーよーちゅーがらびら!

残念なことに6月という異例の早い時期に沖縄地方に台風が接近し、暴風警報まで発令されました。現在生きた心地がしない数日を過ごしています。自然には敵いません。仕方ないことです。台風の被害が全県で少ないことを祈ります。

今回は台風と沖縄のマンゴーと農業についてと題してブログを書いてみたいと思います。

 

過去10年の沖縄地方への台風の接近数(沖縄・奄美地方に接近した台風)

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間
2012           3 2 5 2 1     12
2013           1 1 2 1 4     9
2014           2 3 2 2 2     10
2015         1   2 2 1       6
2016             1 1 4 1     7
2017             3 1 1 2     7
2018           2 4 4 2 1 1   13
2019             1 1 3 2 1   7
2020               4 2 1     6
2021       1   1 1 3 1       7
2022             3 2 4       7

・さて、この表は気象庁のHPに掲載されているデータをなっています。台風の中心が鹿児島県の奄美地方、沖縄県のいずれかの気象官署等から300 km以内に入った場合を「沖縄・奄美に接近した台風」としているようです。

  • ・また、接近は2か月にまたがる場合があり、各月の接近数の合計と年間の接近数とは必ずしも一致しません。
  • とありました。純粋に発生件数となっているわけではないですが、ある程度沖縄の台風リスクを把握することができます。
  • ・年間6件~13件の台風が接近していることがわかります。

気象庁のHPはこちから

 

直近5年間の台風の接近数

 

過去5年分をグラフにしてみました。この表から7月~9月は非常に台風の接近リスクが高まります。沖縄の観光シーズンと台風シーズンがまさに一致している現実がわかります。

 

沖縄の農家の台風対策

マンゴー農家の対策

・強風によりマンゴーは落ちてしまう可能性がありますが、どうしようもありません。

・ビニールで囲っては?と提案を受けますが、ビニールで囲うとハウス全体で台風の強風を受けてしまい、ハウスが壊れてしまいます。

マンゴーが1年収穫できなくなるリスクと、ハウスが壊れて補修に何千万かかるリスクを考えると、1年ダメになるリスクの方が低いのでほとんどの農家が防風ネットで対策しています。

・伊集農園ではハウスの周りにハイビスカスを植えて防風林として対策しています。

・現在はビニールはとっている状態です。

・どんなに心配でも台風中は畑の様子を見に行くことはしません!!命どぅ宝です。

 

野菜

・ゴーヤ、ヘチマ、芋等のつる性で被害が少ない作物を主に作付けしています。

・地面を這うような野菜は比較的台風の被害を受けにくくなっています。

・オクラは露地で栽培している方しか見たことがないですが、再生力が高く台風にたっぴらかされても(痛めつけられても)すぐに再生します。

・沖縄では内地(本土)で栽培されているような小松菜、ほうれん草などの軟弱野菜が非常に少ないです。その理由の一つとして、もちろん大消費地から遠いということもありますが、台風のリスクを受けやすいということもあります。露地の野菜は台風のリスクに曝されますので、ゴーヤやヘチマ、芋などの野菜が沖縄県では伝統的に栽培されています。

 

さとうきび

・さとうきびは非常に台風に強い作物です。強風で倒れてしまいますが、すぐに太陽に向けて伸びますのである程度台風に耐性があります。

 

その他の野菜・施設栽培

・トマトやピーマンも同じく施設栽培となっていますが、台風によるリスクが高いです。

・パイナップルは地面に近い作物となっていますので比較的台風には強い作物となっています。

 

沖縄の民家の台風対策

家から出ない

・沖縄県民は台風に慣れていますが、基本的に家から出ません。危険なことがわかっているからです。

・家でソーメンチャンプルーやヒラヤーチーを食べます。

・台風の被害もそうですが、停電しないことを祈っています。

・台風で学校や仕事が休みになって喜んでいる人もいます汗(伊集農園では生きた心地がしません)

 

観光時、滞在時に台風が接近したら

・もし大事な仕事があって飛行機のダイヤが乱れたらまずいと判断する場合は、行くのを断念することも必要と思います。(残念な気持ちではありますが、無理して沖縄へ来ても滞在中に台風の進路が気になって生きた心地がしませんし、海のアクティビティは断念することになると思います)

・台風が去っても厳しい。

海のアクティビティは数日は難しいと思います。沖縄地方の台風が動きが遅いため影響が長引くことが多いです。内地(本土)と違って台風一過で天気が急激に回復することがほぼありません。

・便が変更できるのであれば変更し早めに帰りましょう!!

・滞在することとなった場合は台風の経験も人生経験の一つです。外へ出ずホテルでゆっくり過ごしましょう!!

 

台風のメリット

水の確保

・私が子供のときはよく断水していました。今は節水や新しいダムの建設もあり断水することも少なくなりましたが、沖縄は小さい島なので水を貯水することが難しく、台風の雨は夏場の飲料水の確保、農作物のシャワーとなり重要なものとなっています。

 

海水温を低下させる

・台風により海水がかき混ぜられ、海水温が低下することにより珊瑚の成長に必要な海水温が保たれるようです。台風が来ない年は珊瑚が高すぎる海水温で白化現象が進むようです。

 

農業は自然との共生

自然との共生、決して戦いではないのでしょう。

なんくるないさとは言いたくないですが、できることをして待つしかありません。

 

沖縄の農園からマンゴーを直送|伊集農園(いじゅのうえん)

沖縄の農園からマンゴーを直送|伊集農園(いじゅのうえん)

伊集(いじゅ)農園は沖縄県本島の八重瀬町でマンゴーを栽培しています。真っ赤に
染まった秀品(Aランク)は、贈答やプレゼントにおすすめです。ご自宅用に人気の手ごろな
お値段の品も用意しております。また日本で初めてマンゴーで国際水準の安全認証
AISIAGAPを取得しましたので、おいしい国産マンゴーを安心して食べていただけます。

屋号 伊集農園
住所 〒901-0504
沖縄県島尻郡八重瀬町字後原1133-2
営業時間 18:00~21:00
代表者名 伊集 守康 (イジュ モリヤス)
E-mail info@iju-mango-okinawa.com

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