安心安全な農産物とGAP認証について
はいさい!
伊集農園です。
本日は安全安心な農産物とGAP認証の関係について書きたいと思います。
安心安全な農産物とは
みなさんは「安全安心な農産物」と聞いて何を思い浮かべますか?
スーパーで売っているものは全て安全安心と考えますか?それとも無農薬栽培(※1)?もしくは有機栽培(オーガニック)※2?親族からもらう野菜や、直売所で売られている生産者の顔がわかる農産物?
人によって安全安心とは何か?という考え方はいろいろとあると思います。
しかし皆さんが思っている「安全安心な農産物」が本当に安全安心なのか検証したことはありますか?
そこには大きな疑問が残ります。
有機栽培や無農薬栽培は本当に安全安心なのか?
例えば有機栽培の作物を出荷する際に、作業者が不衛生な手で出荷作業を行って、その作物に菌やウイルスが付着してしまったら、その作物は安全安心と言えるでしょうか?
出荷する際に使用しているFG袋(透明な硬いビニールです)が輸入品で、人体に悪影響のある怪しい素材が使われている可能性はないですか?
顔見知りの人だから、農薬の制限(農薬は散布基準が定められています)を守っていると本当に信じることができますか?
そう考えると、何が安全安心かわからなくなってきませんか?自分で種から育てた作物が一番安全安心だと思いますよね!しかしそれは不可能です。そこでGAP認証という制度が設けられました。
GAP認証とは
GAP認証等は簡単にまとめると、食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取組を、第三者機関の審査により、確認・証明してもらうことをいいます。
無農薬栽培や有機栽培は、「農薬」や「化学物質」に重点が置かれていますが、GAP認証では、「農薬は国が認めた安全なもの」で使用は定められた手順で、定められた基準や量を守り、適切に使うこと、散布記録や出荷時の残留農薬の検査で問題がないことを求められています。一般的に販売されている農産物と大きく違う点は、「出荷前に残留農薬の検査」を自主的に行うことだと私は考えています。手順を守ったからこそ、結果も問題ないですよとお墨付きをもらうのです。
上記のとおりGAP認証は、農薬は使用しますが、食品安全の項目が重視されており、作業時の手洗いの徹底や、異物の混入防止、使用する箱、袋等の安全性の確認など、かなり厳しい項目が設けられています。また第三者認証となっていることから、外部から審査員が一通りチェックをし、安全安心な農産物を栽培しているか、出荷手順は妥当かどうか厳しい審査、検証を受ける必要があります。
安全安心は人それぞれだけど
人によっては、どうしても農薬を使用することに抵抗がある方もいると思います。GAP認証はそこには応えていませんが、安全安心な農産物を手に入れたい方は、GAP認証を受けた農産物を積極的に選ぶことをお勧めします。東京オリンピック2020でも選手村の食材は、GAP認証を受けた作物のみしか使用できないという決まりがあるほど、食の安全の担保となっております。伊集農園では2019年にASIAGAP認証を取得しました。これは皆さんに安全安心なマンゴーを食してほしいと思いから、認証を受けたものです。
GAP認証には、都道府県版のGAP認証、JGAP認証、ASIAGAP、GLOBALGAPとありますが、それは次回にまた書きたいと思います。
長くなりました、ではまたやーさい(また今度ね)
※1無農薬栽培・・・栽培中に農薬を使わない(土等に残っている可能性あり、また第三者機関のチェックなし)
※2有機栽培(オーガニック)・・・化学的に作られた肥料や農薬を使わず第三者機関のチェック基準を満たし合格したもの
沖縄の農園からマンゴーを直送|伊集農園(いじゅのうえん)
伊集(いじゅ)農園は沖縄県本島の八重瀬町でマンゴーを栽培しています。真っ赤に
染まった秀品(Aランク)は、贈答やプレゼントにおすすめです。ご自宅用に人気の手ごろな
お値段の品も用意しております。また日本で初めてマンゴーで国際水準の安全認証
AISIAGAPを取得しましたので、おいしい国産マンゴーを安心して食べていただけます。
屋号 | 伊集農園 |
---|---|
住所 |
〒901-0504 沖縄県島尻郡八重瀬町字後原1133-2 |
営業時間 | 18:00~21:00 |
代表者名 | 伊集 守康 (イジュ モリヤス) |
info@iju-mango-okinawa.com |