はいさい、ぐすーよーちゅーがらびら！

沖縄県は梅雨入りして雨や曇天が多い日が続いています。梅雨という言葉を聞くと気が滅入ってしまうので、レイニーシーズンと言う言葉を本当に定着させたいですね！

さて、本日は2024年版（令和6年）沖縄の梅雨明けはいつだ！？と題して気分はそらじろーでブログを更新したいともいます。

 

梅雨はハーリー（ハーレー）の鐘が鳴ると明ける

沖縄に住んでいる老若男女知っている言い伝えです。

沖縄の梅雨は本当によく雨が降ります。みな梅雨明けが待ち遠しくてたまらない。そして旧暦の5月4日を探します。

 

ハーリー（ハーレー）とは

ハーリーは中国から伝来したといわれ、豊漁と海上安全を祈願する船漕ぎ競争の行事です。競漕に用いる船を爬竜船（はりゅうせん）と呼びます。琉球王国時代には来琉した冊封使をもてなすために首里城下の龍潭池でも催されました。

沖縄県公文書館HPより抜粋

 

旧暦とは

現在私達が使っている暦（グレゴリオ暦）は、太陽の動きをもとにして作られているため、｢太陽暦｣と呼ばれます。一方、太陽暦が明治6年に採用される以前の日本では、月の満ち欠けをもとに、季節をあらわす太陽の動きを加味して作られた｢太陰太陽暦｣が使われていました。一口に太陰太陽暦といっても、歴史の中ではたくさんの暦法（計算の規則）が使われてきましたが、太陽暦への改暦の直前に使われていた｢天保暦｣と呼ばれる暦法のことを、一般には｢旧暦｣と呼んでいます。

国立天文台HPより抜粋

 

旧暦の5月4日に梅雨が明ける！？

難しい話は置いておいて、ハーリーは旧暦の5月4日にやるという伝統行事です。カレンダーに書いてある旧暦の5月4日が沖縄の梅雨明けだと言い伝えられています。

※有名な那覇ハーリーですが、旧暦よりも経済効果を優先してGWに毎年やっています。糸満市や私が営農している八重瀬町は基本的に旧暦の5月4日にやっており、地域行事に参加するとう名目の元、小中学校が休みになりました（現在は不明です）

過去の沖縄地方の梅雨明けと旧暦の5月4日をまとめてみました。

気象庁HPより抜粋

みなさんお気付きでしょうか、、、

そうです、あまりこのいにしえの言い伝えが合致しているようには見えないのです、、、私が切り取ったのが直近5年ほどですので、なが～い目で見ればもっとこの旧暦の5月4日に収れんしているのかもしれません。もしくは気候変動で、もうこの言い伝えの意味はなさなくなったのか、、、結局自然は誰にも予想できないという答えにたどり着いてしまいます。

 

マンゴーの糖度と雨

さて、伊集農園では5月26日にマンゴーを今シーズン初収穫しました。糖度計で簡易的に測定しましたが17度ほどの糖度がありました。出始めでこれだけ糖度がのっているので、来週頃から出荷を行ないますが、おそらくもっと糖度の高く美味しいマンゴーがお届けできると思います。

先日のマンゴージャーナル5月号にも書きましたが、マンゴーは水分を制限すると甘味が出ず、水を多くやった方が糖度が増すと科学的見地から県やＪＡより指導されています。もちろんやり過ぎは問題外ですが、梅雨入り前まで安定した気候が続いていたので太陽はたくさん浴びています。今雨をたくさん吸って美味しいマンゴーがお届けできるのではないかと思います。

ご購入いただきました方、いましばらくお待ちください。

まだご購入されていない方は下記のリンク先から是非ご購入ください！！

商品一覧

 

旧暦と農作業

さて、私は最近農業系youtuberでポッドキャストを配信している方の番組を聴くのですが、そこでも旧暦と農業について議論されていました。正直沖縄県民以外の方が旧暦について議論しているのを初めて聞いたので、びっくりしました。来作は今まで以上に旧暦にこだわった栽培を深めていきたいと思います。

 

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