沖縄の農園からマンゴーを直送|伊集農園(いじゅのうえん) 伊集(いじゅ)農園は沖縄県本島の八重瀬町でマンゴーを栽培しています。真っ赤に染まった秀品(Aランク)は、贈答やプレゼントにおすすめです。ご自宅用に人気の手ごろなお値段の品も用意しております。また日本で初めてマンゴーで国際水準の安全認証AISIAGAPを取得しましたので、おいしい国産マンゴーを安心して食べていただけます。

東京は緑が少ない?沖縄のマンゴー農家が考える沖縄の緑地と東京の緑地

はいさい、ぐすーよーちゅーがらびら!

本日は東京は緑が少ない?沖縄のマンゴー農家が考える東京の緑地と沖縄の緑地 という題でブログを更新したいと思います。

 

沖縄の緑地と東京の緑地

先日内地(沖縄の人は日本の本州~四国~九州をそう呼びます)では桜が満開との頼りの流れから、沖縄の気候とマンゴー栽培という題目でブログを更新しました。読んでない方は是非こちらから

その中で新宿御苑の話を少ししましたが、東京で一番びっくりすることが、高層ビルよりも、高層ビルの中にどーんとある神々しい公園や緑地です。(こんな一等地にこんな広々とした公園が!!木々に囲まれた神社が!!)

私は東京の新宿御苑、代々木公園、日比谷公園、井の頭公園、神宮外苑が非常に好きです。また赤坂の日枝神社や代々木公園隣接の明治神宮といった場所も、自然がそのまま残されており、何度訪れても感銘を受けます。

ところ代わり私が住んでいる沖縄県島尻郡八重瀬町という地域は市街化されている地域もありますが、それはほんの一部で、少し行くとさとうき畑、マンゴーハウス、ピーマンハウス、トマトハウス、芋畑、など、見渡す限り畑です。緑の量で言えば圧倒的に八重瀬町の方が優勝しているのですが、なんかしっくりこない。そして気づきました、畑を緑に含めるか含めないかで大きな数値に変化が出ます。

 

 

日本のセントラルパーク 新宿御苑

 

日枝神社

 

神宮外苑

 

八重瀬町

 

緑被率と緑地率の違い

みなさんは「緑被率」、「緑地率」という言葉をご存じでしょうか?簡単に説明すると、「緑被率」とはある地域又は地区における緑地(被)面積の占める割合で、平面的な緑の量を把握するための指標で都市計画などに用いられるものです。厳密に樹木、芝、草花など植物によって覆われた部分の土地の面積のみをいう場合を示し、農地は含まれていません。

一方、緑地率には、緑被率に樹林地や農地なども含めた土地の面積の割合をいいます。

なるほど!八重瀬町は農地が多いので緑地率はかなり高いでしょう!もちろん民家に木々も多いので緑被率も高いでしょう!よって沖縄の県庁所在地である那覇市の緑被率について東京23区と比べてみました。

 

那覇市と東京23区の緑被率の比較

下の表は東京都のHPの平成30年みどり率の調査結果を転記したものです。

※みどり率とはある地域における、樹林地、草地、 農地、宅地内の緑(屋上緑化を含む。)、 公園、街路樹や、河川、水路、湖沼 などの面積がその地域全体の面積に 占める割合です。

これから農用地の割合を引いたものが緑被率となります。よって平成30年の東京23区の緑被率は約23.3%となります。

 

エリア

みどり率(用途別)

みどり率合計

区分

調査年

公園・緑地

農用地

水面・河川・水路

樹林・原野・草地

区部

平成25年参考値

5.6%

1.0%

4.5%

13.3%

24.5%

平成30年

5.7%

0.9%

4.5%

13.0%

24.2%

平成25年-平成30年変化

0.1

-0.1

0

-0.3

-0.3

 

ところ変わって那覇市についてはどうでしょうか?那覇市では具体的に数字の推移は把握できませんでしたが、2019年(平成31年)に那覇市緑の基本計画の文中に、那覇市の緑被率は20%と記載があります。東京23区の方が那覇市より緑が多いことがわかります。

那覇市の緑被率が低すぎるのか、東京23区の緑被率が高いのかわからなくなってきますね。

では、方向を変えて都市公園の比率というデータで見てみましょう!

 

那覇市の都市公園と東京23区の比較

国土交通省の「都市公園データベース」によれば、令和2年3月末の時点で23区内の公園数は4,338箇所あり、これは別添表でわかるとおり、日本の主要都市の中で一番となります。こうしたデータを見れば、23区内は日本全国のなかで見ても、都市公園を意識的に作っている、緑を多く残すために努力をしている地域であることがわかるでしょう。

 

政令指定都市名 箇所数 都市公園等
面         積
(ha)
一人当たり公園面積
(㎡/人)
札幌市 2,741 2,494 12.7
仙台市 1,799 1,646 15.3
さいたま市 991 668 5.1
千葉市 1,137 959 9.9
東京特別区 4,338 2,820 2.9
横浜市 2,695 1,849 5.0
川崎市 1,137 578 3.8
相模原市 621 354 4.9
新潟市 1,422 835 10.6
静岡市 509 432 6.4
浜松市 577 660 8.5
名古屋市 1,482 1,626 7.0
京都市 936 674 4.6
大阪市 993 957 3.5
堺市 1,185 707 8.6
神戸市 1,659 2,692 17.7
岡山市 469 1,146 16.5
広島市 1,159 910 7.8
北九州市 1,717 1,181 12.6
福岡市 1,695 1,360 8.8
熊本市 1,056 715 9.8

一方那覇市については、那覇市のHPにて確認したところ、

「165箇所」、「151.91ha」、「4.9㎡/人」となります。

一人当たり公園面積については記載がなかったとので、那覇市の人口31万人で割りました。

※都道府県の都市公園の件数も記載されていますので、気になる方はこちらから

 

都市部の緑地の重要性・必要性

・防災(災害時の避難場所、水がしみこむので洪水防止)

・ヒートアイランドの緩和

・ビオトープ(生態系の維持)

・リフレッシュ効果

都市部に緑地が必要な理由があげられます。

※次回のブログに詳しく書きたいと思います。

 

沖縄のマンゴー農家として感じること

八重瀬町に住んでいると、身近に畑があるので非常に緑を多く感じます。しかし那覇市に行くとコンクリートを強く感じることが多いです。また東京と比べて沖縄県は「公園」という整備された場所が非常に少ないと実感します。「緑」にも実は種類があって、農地を含めるかどうかで大きな差が出てきますね!今回東京都のみどり率から出した緑被率、那覇市緑の基本計画の緑被率、都市公園の件数を単純に対比しましたが、厳密にいうと少しだけ定義が違うところもあるかもしれません。是非沖縄に旅行に行った際は、ドライブしながら公園散策、市町村毎に農地が多いのか、公園等が多いのか、意識してみてはどうでしょうか?そして感想を教えてください^^

また下記リンク先にて今回使用したデータがありますので、詳しく見てみたい方はのぞいてみてください。

 

参考HP

東京都平成30年みどり率の調査結果

那覇市緑の基本計画

国土交通省 都市公園データベース

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