沖縄の農園からマンゴーを直送|伊集農園(いじゅのうえん) 伊集(いじゅ)農園は沖縄県本島の八重瀬町でマンゴーを栽培しています。真っ赤に染まった秀品(Aランク)は、贈答やプレゼントにおすすめです。ご自宅用に人気の手ごろなお値段の品も用意しております。また日本で初めてマンゴーで国際水準の安全認証AISIAGAPを取得しましたので、おいしい国産マンゴーを安心して食べていただけます。

「沖縄県のマンゴー(美らマンゴー)」と「宮崎県のマンゴー(太陽のタマゴ)」の違い(栽培編)

はいさい、ぐすーよーちゅーがらびら!

(こんにちは、ご機嫌いかがですか?)

 

本日は前回のブログの続き(題は異なりますが)となりますが、沖縄県のマンゴー(美らマンゴー)と宮崎県のマンゴー(太陽のたタマゴ)の栽培の違いを書いていきたいと思います。

 

沖縄県のマンゴーと宮崎県のマンゴーのデータを比較した大きな違い(前回のおさらい)

収穫量と栽培面積は沖縄県が全国で圧倒的に一位(※現時点で最新の統計平成29年 沖縄県の収穫量2,205.6トン 宮崎県の生産量1,202.6トン)でしたが、面積あたりの収穫量は宮崎県が一位でした。(宮崎県1haあたり13.6トン 沖縄県1haあたり8.5トン)

この結果から日本に出回るマンゴーの量は圧倒的に沖縄産が多いにも関わらず、面積あたりで効率的にマンゴーを栽培しているのは宮崎県という結果がわかりました。

ここから読み解けることは、栽培方法の違いがわかります。

 

マンゴーの地植えと鉢植え栽培(ポット栽培)

沖縄県では基本写真のように、マンゴーを地面にそのまま植える地植えが主流となっています。また基本的にマンゴーの木とマンゴーの木を1メートル以上離し、マンゴーの木同士が接触しないように管理されています。地植え栽培は非常にマンゴーの木が大木になります。

また本土では基本的に鉢植え栽培(ポット栽培)を行っています。これはマンゴーの原産がインドからインドシナ半島の熱帯地域であることからわかるように、耐寒性がないので、鉢植えで栽培することで、寒さで枯れてしまわないよう管理しているようです。このポット栽培は非常に限られた面積を有効に使うことができるので、私たちが視察を行った農園では、面積は伊集農園の半分以下でしたが、管理している成木は同じぐらいでした。すごいですよね。

地植え栽培の画像(木の間隔を広くとり大木になっても接触しないようになっています)

 

鉢植え栽培(ポット栽培)(木は小さいですが地植え栽培と同じ量収穫できるみたいです)

 

長い年月収穫できる地植え栽培と農地を効率的に活用できる鉢植え栽培(ポット栽培)

この鉢植え栽培(ポット栽培)によって、農地を有効的に使うことで、面積あたりの出荷量が多いことがわかります。

では、沖縄県でもポット栽培を取り入れよう!!と、みなさん思うかもしれませんが、、、

そうは簡単にはいきません。

ポット栽培は非常に手間がかかります。まずは水やりを毎日しないといけません。(自動管理されているところが多いようですが)そして沖縄県は宮崎県より暖かいことから、病害虫の防除も同じようにはいかないでしょう。

密集した成木だと農薬の散布も難しいと思われます。またポット栽培のデメリットの一つに成木が10年ごとに取り替えが必要ということです。

木を短期間で酷使するので、定期的に新しい若い木に交換が必要のようです。これは地植え栽培でも言われていることですが、やはり古い木をずっと続けていると、実のなりが悪くなったり、病気に弱くなったりとするために、みなさん定期的に植え替えを行うようです。鉢植え栽培は実は植え替えが非常に楽(ポットを移動すれば済む)ではあるようですが、地植え栽培よりも早いペースで植え替え我必要なようです。

逆に、地植え栽培については伊集農園のように30年以上同じ成木を使っているマンゴー農園もありますが、10年~15年で植え替える農家さんもいます。植え替えの周期は鉢植えより長いものの、地面に大きな根っこをはやしているので、植え替えは至難の業です。(他農園では小型のユンボで掘り起こしているようです)

 

加温の必要性

沖縄県では加温(ビニールハウスの中で暖房をする)しなくてもマンゴーは結実します。しかし宮崎県ほか沖縄県以外の地域では基本的に暖房を使い、温度管理をしています。年中暖房を使用することから、コストもかかりますが、しかし天候に左右されないことから、高水準の品質を保つことができます。

沖縄県では加温をしない農園が多く、天候に左右されることがあり、開花時期の温度変化により開花時期がばらついたり、急激な温度変化に結実した実が耐えられず、生理現象で品質が悪くなることが多くあります。加温により温度管理されていることもあり、平均気温の低い宮崎県の方が、沖縄県よりも早くマンゴーの出荷を迎えます。宮崎県では4月の中旬頃から収穫できるそうですが、沖縄県では加温して早いところでも5月の中旬頃からというイメージでしょうか。出荷が早い分宮崎県では7月中、沖縄県でも8月中の収穫が終わります。(アーウィン種以外の品種はまた違います)

 

マンゴー栽培の適地適作

どっちも一長一短ではありますが、最終的には適地適作と言う言葉がぴったりかなぁと私は考えています。適地で適した栽培方法で栽培するのが一番で、それぞれ適した方法があると思います。

しかし地植え栽培だから、鉢植え栽培だからと割り切ってしまうのはもったいないと思っています。きっとどちらにも何かしらいいヒントが隠れていると思っています。今後も日本全国、世界のマンゴー園をまわってみて、よりよいマンゴーがみなさんに届けられるように伊集農園のマンゴー栽培もいいものを取り入れ、古いものを改善していきたいと思っています。

 

次回はみなさんが一番気になると思う、宮崎産の高級マンゴー「太陽のタマゴ」と沖縄県の高級マンゴー「美ら(ちゅら)マンゴー」の品質や味を比較してみたいと思います。ではまたやーさい。

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お値段の品も用意しております。また日本で初めてマンゴーで国際水準の安全認証
AISIAGAPを取得しましたので、おいしい国産マンゴーを安心して食べていただけます。

屋号 伊集農園
住所 〒901-0504
沖縄県島尻郡八重瀬町字後原1133-2
営業時間 18:00~21:00
代表者名 伊集 守康 (イジュ モリヤス)
E-mail info@iju-mango-okinawa.com

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